Festina Lente

帰ってきた「常日頃の思い」。題名はローマのことわざ「ゆっくり急げ」。

復活

早いもので前回このブログをアップしてから1年以上経ってしまった。

あれから色々あったなー。5月のベトナム珍道中についてアップできなかったのはちょっともったいなかった…。

何より、今年になってからは2月に結婚、そして4月末からは仕事の都合でイギリスはロンドンでの生活がスタート、この空白の期間は本当に激動の期間でもありました。

 

で、ようやく辛うじてロンドンでの新居も定まり少しは自分の時間もできたので、せっかくだからこのブログも復活させて、ここでのことを今後の記録のためにも時々書こうかなと思います。

そういえばこのブログを始めた時のきっかけの1つも、かつて住んでいた舞鶴あたりのことを書き残しておこう、ってことだったのでちょうど良いかと思う。

 

さて、ロンドン。

ああだこうだと書けるほどまだ経験していないけれど、とりあえずの印象。

①思ったより寒い。

②日が長い。

③物価が高い。

④ビールがうまい

⑤歴史と伝統≒不便

 

いや、ほんとに思ったより寒かったのが意外で、日本を出た4月後半はもうだいぶ温かくなってきてスーツ着て歩くと暑いなって感じだったので大して服を持たずに来たらこちらは朝晩は10度以下。

さすがに今はだいぶ暖かくなってきた気がするけど、それでもまだスーツにネクタイで暑くないっていうか時々涼しいぐらい。

まあ真夏になっても大して暑くならないというのは暑がりの自分にとっては良いことで、どっちがいいかって言ったら東京よりこっちの方が良さそうな感じがする。

しかし天気が変わりやすいのは本当で、晴れてても雨降ってきたり、それもすぐやんだりする。先日は雹まで降ってきた。

 

②、そんなわけでまだまだロンドンは涼しいけれど、高緯度に位置するために日はすごく長くてかなり違和感がある。

だいたい夜は9時ぐらいまで明るく、だいぶ慣れたけど最初はかなり時間間隔が狂った。晩御飯食べながら飲み始めてもまだまだ外が明るいってのは不思議。

まあこれも基本的にはありがたいことだけれども、逆に冬は夜が長くなるということなのでそこがちょっと心配…。

冬のロンドンの夜の長さはけっこう気が滅入るものらしく、マジな話これで季節性のうつになることもよくあるとか。

 

③、物価の高さはけっこうきつく、もちろん物によるけれどだいたい日本の1.5~2倍ぐらいの印象。

野菜とか肉はそうでもない気もするが、特に外食、あと電化製品なんかも高い気がする。家賃は論外に高い。

ただしこれは為替レートもあるだろうから一概に言えないところもあるかもしれない。

体感的にはもし1ポンドが100円とか120円ぐらいだったらちょうどいいかなーという感じなんだけど、いま1ポンドが180~190円ぐらいなのでやはり2倍近い。

でもビールは比較的安いかも。

 

④、ビールと言えば、ロンドンはビール党にはかなり良い街。

まずパブがそこらじゅうにあるし、1パイントで2~高くて5ポンドで、他の物の物価と比較すれば値段的にも悪くない。

そして何より種類が豊富。

最近は日本でも色んなビールが飲めるようになったけれど、こちらではどこのパブでもけっこうな種類がある様子。

特にさすがにエールの種類が豊富で個人的にはこれが嬉しい。ぬるいし苦いけどそれがまたいい。

冷たいラガー派の人にも優しく、というか恐らくこっちでも今はラガーの方が流行っているのか、欧州系のビールはだいたい置いてある。

街全体の雰囲気として、パブでビールを飲むのがかなり生活に溶け込んでいる感じで明るいうちから飲んでも全然OK、これはありがたい。

 

⑤、街並みは都心部も含めて非常に重厚な歴史ある建物ばかりで、外から眺める分にはロンドンのイメージ通りでなかなか壮観。

会社の事務所があるロンドンのビジネス街、シティー周辺もかっこいい建物ばかり。

なんだけど、その裏返しなのか設備面ではいろいろ問題もあり…。

一番わかりやすいのが地下鉄で、さすが世界最初の地下鉄、トンネルが小さいためか路線によっては車両がけっこう狭く、ホームとの段差とか時々半端ない。

車両が古かった頃の銀座線みたいな感じか…。

このあたりは、ロンドン名物の一つなのでまたぼちぼち書こうと思う。